ピノ・グリージョは黒ブドウ品種であるピノ・ネロ(ピノ・ノワール)のクローン(突然変異種)で、主に白ワインの醸造に用いられます。
主な生産地はフランスとイタリアで、フランスではピノ・グリと呼ばれています。グリージョは「灰色」を意味し、その名の通り果皮がやや灰色がかったピンク色や薄い青紫色をしています。
淡い黄色の色合いで、柑橘系のフレッシュな酸味のキレの良い辛口ワインになります。清涼感がありながらふくよかさと旨味を持ち、程良いタンニンと心地良い苦味が特徴です。
イタリア北東部で昔から伝統的に造られている「ラマート(=銅色)ワイン」にも使用されます。